フコイダンの特徴と一日の摂取量とは

フコイダンという成分について聞いたことはありますか。昨今で健康食品などによく配合されているこの成分は日本人にとって身近な食材に含まれているのですが、最近になって一層注目されるようになりました。優秀な効果を発揮するフコイダンの特徴はもちろん、一日にどれくらい摂取すれば効果があるのかについても紹介していきます。

そもそもフコイダンとはどういった成分なのか

フコイダンの一日の摂取量を知る前にこの成分はどういったものなのかを考えておく必要があります。フコイダンに期待する効果によって推奨される摂取量が少し異なることもあるからです。フコイダンは海藻類に含まれているネバネバとした成分であり、今から2,000年以上前の中国では秦の始皇帝が愛用していたという記録もあります。

日本でもその効果はある程度知られていましたが、どちらかというと外用としての働きが主でした。しかし、近年になって摂取することによる効果が次々と見つかっています。具体的には免疫力の向上、ウイルスやアレルギーへの抵抗、胃粘膜の修復など枚挙にいとまがありません。

このフコイダンへの注目により、それまで捨てられることもあったガゴメ昆布が重宝されるようになるなど、一部の海産資源へのイメージを覆すほどの衝撃を生んでいます。

免疫力を向上させるためならどれくらい摂取するべきか

健康な状態の方がフコイダンを積極的に摂取する理由としては免疫力を向上させるということがあります。人間の体には免疫が備わっており、ウイルスや菌などに対抗できる力を持っています。しかし、寒さや睡眠不足などによって免疫が低下することもあります。

その際にはやはりウイルスや菌に冒されやすくなります。そこでフコイダンを日常的に摂取することで免疫を高めることが出来ます。このように免疫力を日常的に向上させたいと思っている場合は1日の摂取量が1gか2gくらいで問題はありません。

あまり取りすぎても成分を生かすことが出来ないのでこのくらいの量がベターといえるでしょう。もし、少し免疫力が低下していると感じている場合なら3gくらい摂取することをお勧めします。季節の変わり目や睡眠不足が続いているという状況なら多めに摂取した方が効果を感じやすくなります。

がんへの予防を期待するなら一日にどれくらい摂取したほうがいい?

フコイダンにはがん細胞に対して消えていくように促す力があるとされます。この力のことをアポトーシスと呼んでいます。驚くべきことにアポトーシスには健康な細胞には作用しないという特徴があるので、がん治療や予防への効果に注目が集まっています。

また、免疫力の向上自体もがんに対して有効です。ただし、がんへの効果についてはまだ研究段階となっている部分も多く、どれくらい摂取すれば具体的な効果があるのかはわかっていません。しかし、免疫力向上のためにフコイダンを摂取していたら、いつの間にかがん対策にもなったというケースは十分に考えられます。

がん対策としてフコイダンを摂取する場合も基本的には通常と同様の摂取量になります。2gか3gほど摂取することで効果を期待できます。

ピロリ菌を除去したいときの一日の摂取量は?

フコイダンは胃に入ったときに粘膜に密着する性質があります。これが粘膜に住みつくピロリ菌を体外に排出することに繋がります。ピロリ菌はすべての方が持っている菌ではなく、10代で約20%、40代で約70%ほどの方が有しているとされます。

そのため、何らかの検査を受けた際にピロリ菌を持っているとわかった場合はフコイダンを意識的に摂取することをお勧めします。フコイダンはピロリ菌を除去する際にも体に傷を及ぼすことはありません。健康的にピロリ菌を取り除ける手段としても注目を集めています。

また、フコイダンによって胃腸の環境が良くなることは全身の健康にも良い影響をもたらします。ピロリ菌除去を目的としてフコイダンを摂取する場合は3gほどがお勧めです。そこまで厳密に考える必要はなく、2gや4gでも同じような効果があるとされます。

海藻などから摂取する場合はどうやって量を測ればいい

フコイダンは海藻などに含まれているネバネバとした成分ですが、ネバネバの全てがフコイダンというわけではありません。そのため、海藻のネバネバ分の重さを測って摂取量を確保するといったことは難しいことが多いです。

もちろん、測らずにただ海藻類を意識的に食べるということでも効果はあります。しかし、正確な摂取量を意識しておきたいという方はサプリメントがおすすめです。サプリメントの場合は配合量が明白に示されており、毎日安定して摂取を続けることが出来ます。

中にはフコイダン以外の成分を組み合わせることでさらなる健康効果を生み出すものもあります。

「フコイダン飲料で健康的な身体作りに必要な成分を摂取」

フコイダンを摂取する際の注意点

フコイダンは極端に摂取しすぎない限りマイナスになる要素を持たない成分です。そのため、気軽に摂取することが出来ます。ただ、フコイダンは成分としては大きめの分子で構成されているという特徴があります。人間の体は高分子のものを吸収しにくい性質があるので、そのままでは効果を得られにくいケースも考えられます。

そこでおすすめなのがお酢と同時に摂取することです、お酢と同時にフコイダンを摂取すれば吸収されやすくなります。そうすれば一日の摂取量通りの量で問題なく効果が発揮されることが期待できます。サプリメントの場合は黒酢などが配合されているものがお勧めです。

フコイダンは熱に強い成分なので海藻類の味噌汁からもたくさん摂取することが出来ます。

摂取し忘れた次の日は摂取量を増やすべきか

どのような成分であっても言えることですが、やはりうっかり飲み忘れるということは考えられます。その場合は前日の分を取り戻すために摂取量を増やそうと思う方もいるかもしれませんが、一日で吸収できるフコイダンの量には限界があるのでいつも通りの量だけを摂取することをお勧めします。

ただ、取りすぎによって即座に問題が発生するタイプの成分でもないので、わかめの入ったスープをたくさん食べすぎたといったことは別段気にする必要はありません。スープやみそ汁の場合はフコイダンが溶け出している可能性も高いので、最後まで飲み切ることが摂取量を確保するポイントになります。

年齢によって一日の摂取量は変えたほうがいい?

幼稚園や保育園に通っているくらいの小さな子であれば少し減らした方がいいかもしれませんが、小学生以上であればいくつであっても1gから3gまでの摂取量で問題がありません。年を重ねたからと言って極端に増やす必要もなく、同じ量を続けることが大切です。